'98将棋ブログ

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関東・中部・関西・中四の同期5人による共同ブログです

先手番箱入り娘急戦 対三間飛車§2後手角交換(36手目△45歩)型①(お酢)

押忍!お酢です。真面目な研究が続きますがここで変にふざけて滑ると虚しいですし、話すネタもないので前回の続きいっちゃいましょう。

 

§2後手角交換(36手目△45歩)型①

ここからは具体的な手順を挙げながら解説していきます。まず前回挙げた図を基本図としてそれまでの手順の一例と注意点を示しつつ再掲します。

▲26歩△34歩▲25歩△33角▲48銀(対振りを意識した手ですが相居飛車の角換わりも可能)△32飛▲36歩△42銀▲37銀△44歩▲46銀△43銀▲68玉△62玉▲78玉△72玉▲58金右△82玉▲56歩△72銀▲68金寄△94歩▲96歩△52金左▲76歩△54歩▲37桂△64歩▲55歩まで基本図

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(再掲基本図▲55歩まで)

基本図までの注意点といえば

①攻めの形を作ってから囲う

②△64歩のタイミングで仕掛ける

の2点です。△64歩を保留して△14歩や△12香の場合▲77角と一手待ちましょう。意外に思われるかもしれませんが△12香はこの形では実はそこまで大きな手ではなく、むしろ先手が壁形を解消できる方が得になりやすいのです。(詳しくはそのうち紹介)

 

さて、今回は基本図以降の先手の成功例、攻めのパターンを見ていきましょう。実戦からです。

基本図以下△63金▲54歩△同銀▲24歩△同歩▲35歩△45歩(1図)

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(1図△45歩まで)

5,3,2,の仕掛けに対し△45歩で反発してきました。前回の記事で述べた方針通りにいきましょう。

  1図以下▲45桂△88角成▲同銀(2図)

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(2図▲88同銀まで)

角交換の後、2図で後手の方針が分かれます。セクション2では桂を歩で狙う△44歩を見ていきましょう。

  2図以下△44歩▲24飛△22歩▲41角△62飛▲63角成△同飛(3図)

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(3図△63同飛まで)

▲24飛に対して△45歩は▲21飛成が32の飛車にあたり、先手大優勢。△22歩は仕方のないところですが▲41角〜▲63角成が強手。3図は突破に成功し、さらに図から先手は二つの指し方がありそうですが...

  3図以下▲22飛成△45歩▲57銀△55角まで先手ペースながら難解(結果1図)

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(結果1図△55角まで)

3図以下▲22飛成は自然ですが次善の策で、結果1図まで進むと戦力が少なく難しい勝負です。戻って3図ではもっと良くできます。

  3図以下▲53金△45歩▲54金△23飛車▲同飛車成△同歩▲57銀まで先手優勢(結果2図)

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(結果2図▲57銀まで)

▲53金〜▲54金と飛車ではなく銀を狙うのが手厚い指し回しです。後手に飛車を捌かれるのは不満なようでも結果2図は玉が相手より遥かに硬く、駒も捌けて持ち歩でも勝る先手が見た目以上に優勢です。(ソフトは場合によっては微差とおっしゃることがあるものの進めていけば差が広がるはずです)

 

以上先手の2図から△44歩の成功例を見てきました。次回は2図からの後手の分岐を見ていきます。

(本当に追記:タイトルと本文を一部を変更しました)

 

 p.s. 「p.s.」は「ps」でも「p.s.」でも大丈夫なのに「p.s」は駄目らしい。ちなみにpost scriptの略。また一つ賢くなってしまった。