'98将棋ブログ

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関東・中部・関西・中四の同期4人による共同ブログです

角換わり▲4五桂速攻 対△3四銀・△4四銀(やきとり)

 

今回は、前回に続いて2.△3四銀と3.△4四銀を見ていく

 

2.△3四銀
△3四銀(第1図)以下、

f:id:shogi98:20170705180151j:image

(第1図)
▲2四歩△同歩▲6六角△4四角▲2四飛△2三金▲同飛成△同銀▲2二歩△3三桂▲同桂成△同角▲同角成△同玉▲2一歩成
として結果図2

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(結果図2)


▲2四歩△同歩を入れてから▲6六角と打つのが手順を尽くした攻めだ。


▲2四歩に△4四歩なら、以下▲2三歩成△同金▲2二角で良く、▲2三歩成に△同銀なら▲3四角!がある。


また、第1図から単に▲6六角には、以下△4四角▲2四歩に手抜いて△5二金とされ、▲2三歩成△同銀で手がない。角を先に手放してしまったせいだ。


相手が取るしかないタイミングで歩を突き捨てるのが筋というものである。


結果図2は、まだまだ難しいものの先手が勝ちやすい形である。

 

また部分的な形として、△3四銀の受けには▲5六角もある。▲5三桂成から銀を抜く狙いだが、この場合は桂馬を渡すと△3六桂があり、得しているとは言い難い。しかし場合によっては有力な時もあり、読み筋に入れておくと良い。

 

 

3.△4四銀
△4四銀(第2図)以下、

f:id:shogi98:20170705180404p:image

(第2図)
▲3四角△4一角▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛
として結果図3

 f:id:shogi98:20170705180416p:image

(結果図3)


実は3筋の突き捨てを入れた▲4五桂には△4四銀が強敵となる。一見利かされているようだが、3筋の突き捨てが指しすぎだと主張している。
▲3四角に代えて▲2四歩とし、以下△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛などとのんびりしていると、△3六歩と伸ばされ身動きが取りにくくなる。


したがって第2図で▲3四角と打ち、後手の△4一角もこれくらいだ。▲3四角に△4一角は一つの受けの形なので覚えておきたい。

 

ちなみに飛車先の歩を交換してから▲3四角と打つと、△2四角という受けもある。△4一角に限定する意味でも先に角を打つ。

 

結果図3は互角としか言いようがないが、勢い良く仕掛けた先手にとっては不満が残る展開かもしれない。以下は筋違い角の使い方がポイントとなる。

 

 

ここで面白い筋があるので紹介しておく。
再掲結果図3以下、

f:id:shogi98:20170705180416p:image

(再掲結果図3)

△1四歩▲1六角△5二金▲3七銀△1五歩▲2七角△2四歩▲3八角△2三金

として参考図。

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(参考図)

 

参考図以下、▲2二歩△同金▲2四飛△2三金▲2九飛△2四歩▲2二歩〜と千日手にする筋がある。

 

この筋は後手が△3四銀△2三金△2四歩などの形の場合にも現れることがある。覚えておくと役に立つ日が来るかもしれない。

 

 

 

<▲4五桂速攻まとめ>

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(基本図) 

 

基本図以下、

▲3五歩△同歩▲4五桂が本ブログで扱った仕掛け。

 

▲4五桂に対して銀の逃げ場所は、

1.△2二銀(先手不満なし)

2.△3四銀(先手良し)

3.△4四銀(先手やや不満)

 

1:△2二銀には▲6六角と打ち、△4四歩を防ぎつつライン攻めを見せる。以下の攻め筋は、▲2四歩△同歩▲同飛としてから▲7五歩△同歩▲7四歩などがある。

 

2:△3四銀には▲2四歩△同歩▲6六角が手順を尽くした攻めで先手が良くなる。△3四銀には▲5六角という手も考えられる。

 

3:△4四銀には▲3四角と打ち、以下△4一角が受けの形で一旦落ち着く。形勢だけ見れば互角だが、勢い良く仕掛けた先手にとっては不満が残る。△3六歩と伸ばされる手に注意。

 

 

以上で▲4五桂速攻の研究を終える。RAYの記事(http://shogi98.hatenablog.com/entry/2017/07/03/005447)にもあった通り、▲4五桂速攻と言っても色々な形がある。上URLの形では△6五桂に▲6六銀と上がっても、後の▲7四歩が響かずただの利かされになってしまう。このように、実戦で使うにしても本ブログで紹介した手筋を基本とした上で、その都度成否を確認する必要がある。仕掛けた側が全ての変化で良くなるわけではないが、一つの形として覚えておくと序盤の幅が広がる。

 

 

次回は横歩取りについて書きます。当面は1週間毎に投稿しようと思っています。

 ↑

次回は対雁木早繰り銀に変更します。

 

 

追記

ネット将棋で▲4五桂速攻を指していて気付いたことがあります。それは、先の変化が一瞬で思い浮かぶということ。実際に指していてここまで安心できることはありません。恐らく、ブログに書いたことで頭の中で手順が整理されたからだと思います。今はまだ一つ記事を書くのにも時間がかかってしまい非効率な面もありますが、棋力向上のための1つのツールとして有効活用していきたいです。